相場・金額

結婚式や祝い事にご祝儀を包んでいくように、お葬式には香典を包んで持っていくのが常識です。そして結婚式のご祝儀に相場があるように、香典にも相場というものがあるのです。
一体幾ら包めばよいのか、どの程度の金額が失礼にならないのかなど香典における相場の仕組みを紹介していきます。

香典の相場・お世話になった人、親戚には幾ら包む?

香典を包んでお葬式に参列することは、故人に生前お世話になった人の義務と言えます。しかし、「世話になっていなかったから」と香典を持っていかない人や「この程度の金額でいいや」と適当に香典を包んでいく人は非常識で無作法と言われても仕方ない振る舞いをしています。

そこで香典の適正な相場とはどのような物なのでしょうか?

年齢と立場で変化する金額

香典に包む金額は、参列者と故人との関係や参列者の年齢によって左右されます。

自分の親であったら生み育ててくれた感謝の気持ちを込めた金額を包むのが心情であり常識と言えます。

仕事に就いたばかりの収入に不安がある20代の若者と、キャリアも長く安定した収入を得られる40代以上の中高年層を比べると、収入の差が最低金額に直結しているといえます。

香典不要のケース

最近は遺族が香典をお断りする形式の葬儀も増加していますが、基本的には香典を包んでいくのがベターです。

しかし、香典を包む必要がない場合も例外的に存在します。

一つは「親・祖父母が亡くなった、実家から独立していない家族」です。この場合は喪主に準ずる立場になるので、香典を包む必要がないのです。

もう一つは「未成年者」です。保護者が気を利かせて連名にして香典を包むこともありますが、多くの場合は求められないか求めるべきではないと解釈されます。

香典の相場とその金額

香典の相場は、粗相をしないための目安であり余計な軋轢(あつれき)を生まないための知恵と言えます。

後で他の人が香典に幾ら包んだかを詮索して自分よりも包んだ金額安い・高いで喧嘩することは、故人の冥福と遺族の平安を乱すことそのものです。だからこそ、相場にあわせて香典を包むことが大人としてのマナーなのです。

親・兄弟・親戚の場合

子供よりも親が先に逝くのは自然の摂理です。実家から離れて生活する機会が多い現代では、家族であっても香典を包まなければならない時も少なくないのです。

親・兄弟の場合は少なくても3万円、多くて10万円までが相場です。

最少額である3万円は包む人の年齢に合わせてアップするので、40代以上の中高年層は5万円程度からと考えてよいでしょう。

叔父・叔母をはじめとする親戚の場合は3万円前後が相場です。

祖父母の場合

最近は核家族化が進み、祖父母と離れて生活する家庭も少なくありません。祖父母が逝去した場合、孫として包むべき金額は5千円から3万円の範囲が相場です。兄弟やいとこ同士で集めて連名にする場合もあります。

会社の同僚・上司・取引先の場合

勤務先の同僚や上司が急逝された場合の香典は、5千円から1万円が相場です。また、仕事上で親しくしていた取引先の方が亡くなられた場合も5千〜1万円を包んで行くのが適正な相場です。

近所の方・友人の場合

「都会では隣近所とは没交渉で無関心」と言われる現代ですが、それでも親しくされている方の一人や二人は居るものです。

近所の方や友人が逝去した場合の香典は5千円から1万円が相場です。もしも故人が小さいお子さんを遺してしまわれたなどの事情があったならば、多少増額しても咎められることは無いでしょう。

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