香典袋の「書き方」

香典袋は、葬儀での振舞いと同じくらいに参列客の故人への気持ちを汲み取る材料となりえます。幾ら葬儀での振る舞いを完璧に行っていても、香典袋が適切でなければ「ああ、この人はこういう人なのだ」と思われてしまいます。
香典袋の表書きや裏書などの基本的な作法について紹介していきます。

香典袋を書く・表書きや裏書、中袋に包み方まで紹介!

香典袋はただのお金を入れる封筒と包み紙ではありません。故人へ生前伝えられなかった感謝の気持ちやお礼の気持ちを込めたお供え物です。そのような気持ちは金額だけでなく、包みそのものにも表れます。

書き方の作法の意味

香典の表書きは、郵便物の届け先と同じです。郵便物は多少字が汚くても届け先がわかれば問題なく届きますが、香典は表書きを綺麗に書かなければ相手に気持ちが届かないのです。

郵便物は中身の書面に幾らでも気持ちや想いを綴れますが、香典は作法に正確に従った書き方とお金を包むことでしか想いや気持ちを込められないといえます。

香典の包み方

香典を包む際に特に気をつけたいのは、上包みと内袋です。御祝儀と不祝儀という対比がなされているように、香典袋と御祝儀袋は似て非なるものです。

特に上包みは折り方一つで意味が逆転してしまう為なおさら注意しなければなりません。また、お金を入れる内袋にもしっかり自分の名前や金額を記しておかなければなりません。

表書きの書き方

表書きとは上包みの表面に当たる、水引の結び目がある側に書き込む内容です。基本的には「御霊前」などの故人の宗派に合わせた用途と送り主の氏名を指します。

表書きは上包みの中心に来るように書くのが作法ですので、あらかじめ鉛筆で線を引き目印をつけておくと良いでしょう。

連名にする場合は?

香典ではお金を出し合って連名で包むことがあります。連名で包む時の表書きも、上包みの下側に名前を並べて記します。

表書きの連名は多くても3人までが限度なので、5〜6人で包む時は「友人一同」や「〜部一同」というようにグループの名前を表書きにしてお金と共に全員の名前を記した紙を包むようにすると良いでしょう。

裏書の書き方

香典袋の上包みの裏面に記す裏書は、書かなくても構わない郵便物と違い書き記す必要性が高いものです。なぜなら、お葬式の日程中は遺族がやらなければならないことが多く、初七日が過ぎてようやく一息付けるほど慌しいものなのです。

香典の整理も通夜・告別式が終わった後も続き、記名されていない香典袋が出てきたら一騒ぎの種になることは良くあることです。遺族の負担を減らす為にも、正確に裏書を記しておくことは大事なマナーなのです。

裏書として書き込むのは、自分の住所と幾ら包んだかという金額の二つです。裏面左下に書き入れます。裏書の金額表記は「金〜万円」というように書きますが、「壱」「弐」「参」「萬」「圓」などの旧字体を使うことがあります。

内袋の書き方

上包みの中のお金を包む内袋は、香典に包んだお札の枚数が多い場合などに重宝します。内袋は通常の封筒と同じもので、場所や年齢層によっては上包みと中袋を重ね鉄買うことが「不幸が重なる」に通じるので使わないこともあります。

内袋は表に「金〜万円也」というように金額を、裏面に住所と氏名を書くのが一般的です。

上包みの折り方

香典袋の上包みは、水引によって上下の折りたたまれた端を固定しています。香典袋を開く時は水引を上か下にずらして取り外し、開く構造になっています。

不祝儀である香典袋の上包みは、御祝儀の逆である「上の端が下の端に被さるように包む」ようにしなければなりません。

一々上包みを開く時間が無い時は水引をずらして下の端から内袋を入れて、元通りにたたんだ後上の端を被せるようにしても構いません。

お金の入れ方

袋にお金を入れるときは、紙幣を決められた向きに並べるのが作法となっています。

肖像と額面が印刷された表面が内袋の裏面に来るように入れるのが基本です。

額面側が上に来るようにすると、内袋を開けたときに確認しやすくなります。紙幣を複数入れる時は、全ての紙幣の向きを揃えておくのも大事です。

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