弔電

技術の発達や世情の変化で電話が携帯する道具になった現代でも、電報は途絶えることなくサービスが続けられています。
電報の主な使い道である弔電は、お葬式に駆けつけられない場合などにとても役立つサービスです。ここでは弔電のマナーや文例について解説していきます。

弔意を伝える電報・弔電の文章とマナー

親しい人やお世話になった人の訃報が届いた時、物理的にお葬式に行けそうに無い状況にあった場合は弔電を打つのがしきたりと言えます。

場合によっては、面識が薄い人の訃報に対しては弔電で済ませることもあります。弔電で遺族に弔意を伝えるための文面とマナーについて紹介します。

弔電とは?

弔電は、訃報が届いた際に弔問へ行けない場合に利用する略式の作法です。ですから、弔問に行ける場合は打つ必要はないものと考えてよいでしょう。

弔電を伝達する電報は文字数に制限があるので、出来るだけ簡潔な文章でお悔やみを伝えるのが基本です。

最近はインターネットから電報を打つことが出来るようになり、電話局に電話で申し込む必要がなくなっています。

便利なサービス

弔電を利用する際には、内容の文字数に合わせた料金と台紙代が掛かります。電報を取り扱っているNTTでは、お悔やみ用の台紙にプリザーブドフラワーを付属できる有料サービスを行っています。

つまり弔電と献花を一度に行えるので、弔意を示すには最適のサービスと言えます。

また、定型文サービスを使えば文面を考える手間が省けるのも見逃せません。用意されている定型文は使う頻度の高いお悔やみの言葉を組み合わせているので、マナーに反しない無難な弔電を打てるといえます。

弔電の文例とマナー

弔電を打つ際には幾つかの守らなければならないマナーがあります。また、文面も故人との関係や事情に即したものを選ぶ必要があります。弔電にはどのようなマナーがあり、どのような文章を作れば良いのでしょうか?

文章はシンプルに

弔電では、パソコンの電子メールと違って本文に使った文字数の文だけ料金が上がります。最低の25文字で税抜き660円、65文字1380円を越えると5文字ごとに税抜き90円ずつ値上がりしていきます。そのため、文面は出来る限り簡潔にして弔意を伝えるものにしなければなりません。

お葬式が終わった後は?

弔電は、お葬式に出席できない場合に利用する略式の方法です。弔電を打ったならばお葬式に出席しなくても良いのですが、その後弔問に訪れなくても良いというわけではありません。

故人との親交が深かった場合、弔問に訪れない方が失礼に当たるのでお花代を包んで仏壇に供えるよう心がけましょう。

弔電の文章の例

弔電に使う文章は文字数の制約上、内容が定められていると言えます。NTTで用意されている定型文でも問題は無いと言えますが、心からの弔意を伝えたいならば自分で考えるのが最善と言えます。

故人と喪主の関係による呼び方の違い

弔電では故人を喪主との関係に基づく敬称で呼ぶのが慣わしです。

喪主の父親は「御尊父様」「お父上」「お父様」、母親は「御母堂様」「お母上」「お母様」、祖父母は「お祖父様」「お祖母様」です。

夫は「ご主人様」「旦那様」、妻は「御令室様」「ご令閨様」「奥様」、息子は「御子息様」「御令息様」、娘は「御息女様」「御令嬢様」です。

兄弟は「御令兄様」「御令弟様」「御令姉様」「御令妹様」、夫側の父母は「お舅様」「お姑様」、妻側の父母は「お岳父様」「お岳母様」という敬称を使います。

お悔やみの言葉の例

弔電でよく使われるお悔やみの言葉としては、「(故人)様の突然の御逝去に、心からお悔やみ申し上げます」が挙げられます。

文字数による料金の値上がりを気にしないならば「突然の訃報に接し、言葉もありません。在りし日のお姿を偲び心からのご冥福をお祈り申し上げます」などが良いでしょう。

重ね言葉や繰り返し言葉を避け、遺族をいたわり故人に哀悼の意を示す文面を考えるようにしましょう。